風が吹けば・・

 御存じの方も多いかと思いますが、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざ(?)が日本にはあります。私は、行動分析を考える時、よくこのことわざを思いだします。ことわざは、「風が吹く」→「砂が舞う」→「砂が目に入る」→「目が見えなくなる人が増える(昔なので)」→「目が見えないと三味線を習う人が増える」→「三味線にはネコの皮が使われる」→「ネコが減るので鼠が増える」→「増えた鼠が桶をかじる」→「使えなくなった桶が増える」→「桶屋が儲かる」というような内容で、現代では考えられないような表現もありますが、「きっかけ」→「結果(きっかけ)」→「結果(きっかけ)」→「結果(きっかけ)」・・・という循環的な流れを考える上では面白いと思います。こどもの「困った行動」に対して行動分析を行う際、原則として、その行動の直前・直後の観察を行いますが、きっかけが分かりづらい時には、もう少し行動分析の幅を広げてみても良いかもしれませんね。

                                        北村 龍二